ご近所のつながりを「マチマチ」で復活させると、全てがうまくいく

住民同士、自治体、NPO、団体、企業、商店の情報発信を最適化、地域の課題解決へ

ご近所さんと話そう 株式会社マチマチ
共同創業者 代表取締役CEO
六人部 生馬 さん

六人部 生馬さん

 

協定締結後、3者そろって

 

「マチマチ」のアイデアはどこから生まれたんですか。
六人部さん 私は生まれも育ちも横浜でその後大田区に移り住んだんですが、周囲に知り合いがとても少なかったんです。子どもが生まれると、子育てするうえで地域との接点がいかに大切かを痛感させられました。私は実家のある横浜では父が不動産業を営んでいたので、地域のハブ(中心)のような方が自然と周りにいました。それにより地域に知り合いが多かったことを思い出しました。現在住んでいる大田区ではそのようなハブの方と知り合うこともなく、多くの方もそういう状況だと思い、この地域のハブの機能をスマホに代替させ、地域の情報交換をスムーズにして知り合いを増やせたらどんなに助かるだろうと思ったんです。2015年10月に会社を設立し、2016年3月にサービスを開始し、首都圏を中心に約6,000の地域で利用されています。子育て世代の方は保育園・幼稚園の情報交換、引っ越してきたばかりの方がオススメのお店や生活情報、定年前後のシニアの方が地域活動の情報など、地域の多様な情報交換に利用されています。アメリカでも2010年にNext Doorという同様の事業が立ち上がり、利用者が全米人口の半数に達して、さらに欧州諸国にも広がっていると後で知りました。同様のニーズが先進各国で同時発生しているのは面白いですね。
—ご近所とつながると毎日の生活が楽しくなりそうですね。
六人部さん 無縁社会という言葉がありますね。ご近所に知らないことを聞け、関心のあることを話し合える人がいない、あいさつもしない、そんな横のつながりのない地域は衰退するでしょう。マチマチではスマホで地域の人とすぐ知り合いになれて、育児、病院、買い物……その他なんでも気軽に話せる関係をつくれます。これまで偶然の出会いに頼るしかなかったこういうことが、マチマチでは自らそういったことを望めば可能となります。同世代や異世代の個人同士、団体同士で、それぞれが持っている価値ある情報が一気に”見える化”してくることで新たなつながりが生まれ、地域が活性化するわけです。今回協定を結んだ文京区は社会福祉協議会も加わり、区の情報に加えて、地域活動の様々な情報がマチマチから取れるので、行政と住民がより密接につながります。区の情報は各地域の特性に応じて、例えば特に防犯・防災に気をつけたい地域向けとかのターゲティングができるので地域の課題解決も容易になります。

マチマチ・サイト利用画面の例

 

—個人だけでなくNPOや団体の情報発信も届きやすくなりませんか。
六人部さん ご近所がつながることで個人の自助・共助の力が高まってきます。同時に、自治体やNPO、団体、企業、商店からの情報発信も活性化しますが、これがマチマチと非常に相性がいい。つまり必要な人に向けた情報が最適化するわけです。文京区社会福祉協議会が運営する地域連携ステーション「フミコム」には、たくさんの地域の活動団体が登録されていますね。地域で積極的に活動する人が、提供側・利用側に大勢いることには驚かされます。成澤区長ご自身、先進的な施策につぎつぎに取り組んでおられますね。そんな文京区の多彩な地域活動団体とそれを応援する住民がマチマチを活用しもっとつながることで”文京モデル”を作り、それを他地域にも広げていけたら素晴らしいと思います。
—御社にはどこかIT企業らしくなさを感じますが。
六人部さん 私たちは技術力の高さを誇るだけでなく、人との生のコミュニケーションや地域とのリアルなつながりをなにより大切だと思っています。オフィスを都心の超高層ビルに置かず、ローカルを拠点にして地元の商店会にも入っています。まず、自分たちが地域に飛び込んでいくことからスタートすると考えるからです。
 
株式会社マチマチ
〒152-0004 東京都目黒区鷹番2-15-18
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TEL. 03-5708-5266 
URL. https://machimachi.com